画像付きで丁寧に解説するから
頑張ってついてきてね!
前提条件
- 《A.com》から《B.com》に引っ越す
- どちらのドメインも独自SSL対応済み
- PHPのバージョンは同じ
- MySQLのバージョンは同じ
- WordPressは最新版を使う(ver 5.x )
- サーバーはエックスサーバー
を利用
バックアップ
引越元の《A.com》のバックアップを取ります。
バックアップデータはダウンロードしておきましょう。


データベースの引っ越し
データベースには、主に記事内容が保存されているとても大切なデータが詰まっています。
ここでやること
- 引越先《B.com》にデータベースを作成
- 引越先《B.com》のデータベースに引越元《A.com》のデータベースを読み込む
引越先《B.com》にデータベースを作成

サーバーパネルのトップページの「データベース」メニューから「MySQL設定」をクリック

- 「MySQL追加」タブを開く
- 「MySQLデータベース名」に任意の文字を入力
- 「文字コード」は「UTF-8」を選択
- 「確認画面へ進む」ボタンをクリック

設定内容を確認し、「追加する」ボタンをクリック

- 「MySQLユーザ追加」タブを開く
- 「MySQLユーザーID」と「パスワード」に任意の文字列を入力
- 「追加する」ボタンをクリック

設定内容を確認し、「追加する」ボタンをクリック

- 「MySQL一覧」タブを開く
- 「アクセス権未所有ユーザー」のセレクトボックスで、先程作成したユーザー名を選択
- 「追加」ボタンをクリック

「MySQL一覧」タブを開き、作成したデータベースの「アクセス権所有ユーザ」の列に、先程選択した「MySQLユーザ」名が表示されていればOKです。
引越元のデータベースを引越先に読み込む
ひとまずそのまま引越しちゃいましょう!




- 「引越元」のバックアップデータの中から拡張子が「.sql」のデータベースファイル(xxx.sql)を用意
- 「インポート」タブを開き、「アップロードファイル」に、そのデータベースファイル(xxx.sql)を選択
- 「実行」ボタンをクリック
Webデータの引越し
Webデータとは、WordPressのシステムやテーマ、記事のアップロード画像やプラグインなどです。
ここでやること
- 引越元のバックアップデータを、引越先のサーバーにアップロードする。
- そのままアップロードしたのではデータベースエラーが発生するため、設定ファイルで引越先のデータベースに編集してからアップロードする

- 引越元のバックアップデータの中の「wp-config.php」という設定ファイルを開く
- 上記画像のように、控えておいたメモを元に値を編集する
「BackWpup」を使ってバックアップした場合は、バックアップデータのうち下記のファイルを除いてサーバーにアップロードしてください。
▼不要ファイル
- backwpup_readme.txt
- manifest.json
- ◯◯◯.pluginlist.□□□.txt
- △△△.sql
- ◯◯◯.wordpress.□□□.txt
データベースのドメイン置換
「データベースの引越し」の工程で、
引越元のデータベースに手を加えず、引越先にそのままインポートしました。
そのため、引越先のデータベースの中に引越元の《A.com》という文字列が含まれている状態です。
ここでやることデータベースから引越元の《A.com》という文字を引越先の《B.com》に一括置換。
データベースの置換には「Search and Replace for WordPress Databases Script」というScript(スクリプト)を利用します。
この置換方法は、WordPress公式でも推奨されています。
参考
Moving WordPressWordPress公式サイト

- 「Knowledge check」の全てにチェック
- 「Name」を入力
- 「SUBMIT」ボタンをクリック

手順②でフォームに入力したメールアドレス宛にメールが届きます。
そのメール本文にダウンロード用のリンクがあるので、クリックしてください。


「Search-Replace-DB-master」フォルダを引越先のサーバーにアップロード

アップロードした「Search-Replace-DB-master」フォルダにアクセスして、置換を実行します。
- 「replace」置き換え前のドメインを入力
- 「with」置き換え後のドメインを入力
- 「database」ここにデータベースの情報が自動入力されます
- 「dry run」ボタンで、置換実行後の動作をで事前に確認できます。
- 「live run」ボタンで、置換実行
- 「delete me」ボタンをクリック
- http:// や https:// は入れない
- 最後の「/」スラッシュは入れない
サーバーから「Search-Replace-DB-master」フォルダを自動削除します。
削除せずにサーバーに残しておくと、アクセスすれば誰でもデータベースを一括置換(破壊)することができるので大変危険です。
動作確認
引越が完了したので、動作チェックをしておきましょう。
- サイトの表示
- 管理画面へのログイン
- サイト内のリンク遷移
- 記事の投稿 / 更新 / 削除
- 画像のアップロード
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